「年寄りっ子は三文安」って嘘だと思う、個人的に。

私の両親は仕事が忙しく、

私としてはお婆ちゃんに育てられたという感があります。

実の母親にあまり懐かない長女である私に

「あんたは年寄りっ子の三文安だね。」と言いました。

その意味は年寄りに甘やかされて育った子は、わがままで

扱いにくく、ろくな大人にならないという意味らしいです。

母と祖母も御多分に洩れず嫁姑の不仲もあり

かわいそうな父は真ん中に入ってなすすべも無く、

私は祖母側の子供と母親には認識されていたようです。

個人的には結構ロクな人間になったと思うのですが。

ちゃんと二人の娘は生きてるし、

私は自立してるし、

人生楽しんでるしねっ!

 

自他共に認めるお婆ちゃん子だった私だって、

それなりの苦労はしているんだけどなぁ。

親だけじゃなくって、祖母の期待もしょわされてるのよ。

 

年寄りっ子の良いところ

1。年寄りに優しい。

道路渡りたいけどなかなか渡れないお年寄りを助けたり、

電車の中で席を譲るのは当然。

これが核家族の子達には中々できないんだよね。

車をちんたら運転している人が居ても

お年寄りだったら、基本的許す。クラクションなんて

絶対鳴らさない。

2。自分の家族の歴史に詳しい。

祖父母っていうのは自分の親の親なわけで、

うちの父のヘマ話、親戚のこと、よーく聞かせてもらっています。

戦争中の苦労話とか、我が家の伝統とか、

直伝されています。

3。生きてる知恵袋から学べる。

オオバコの葉っぱが咳に効くとか、そばの打ち方とか

見てきているだけ結構見よう見まねで

できそうな気がします。

ぽたぽた焼というおせんべいに

お婆ちゃんお知恵袋というのがパッケージに

印刷されていたのですが、

ほとんど知っていました。

 

ということで、個人的な意見ですが

「年寄りっ子は三文安」ではないと思います。

 

秋代村では年長の女性は尊敬され、知恵や伝統を

次の世代に伝えるという責任をになった大切な存在です。

多世代相互理解と共生をもっとコミニュティーで

進めていけたらと思います。

 

1 個のコメント

  •  その通りですね たぶんお金や地位、パワー等、男性社会で大切だと考えられていることに、重きをおいた人たちの言葉だと思います。
     祖父母の愛情は特別です。母の無条件の愛情に近いような気がします。私もおじいちゃんおばあちゃん子ですが、二人には今も感謝しています☺️

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