私はどうして末日聖徒イエスキリスト教会を離れたのか?

私は1978年11月25日に末日聖徒イエスキリスト教会(モルモン教会)に改宗しました。

宣教師として赴任して2週間目ぐらい

活発な教会員として活動し、1987年2月から1988年8月まで福岡伝道部で宣教師として奉仕しました。

結婚してサンフランシスコに引っ越してからも、毎週教会に集い、責任をこなしていましたが、

まず、夫が教会に行かなくなり、私自身も1999年11月に教会に行くのをやめてしまいました。

その理由は、教会の同性愛者、ひいては、マイノリティー全般に対する扱いでした。

同性愛者に対して:

カリフォルニア州では、2003年2月14日、当時サンフランシスコ市長だったギャビンニューサムが同性婚の結婚許可証を発行すると発表があるまで何年も同性婚を認めるように州の議会にかけられ、条例案がほとんど毎年のように挙げられていました。アメリカ合衆国では、毎年選挙の時に州および市の条例に対して、市民の直接投票によって可否が決定されます。

1999年も同性婚の是非をめぐる条例案が上がっていました。日曜日の集会においてソルトレークの大管長会からの手紙が読まれました。「親愛なるカリフォルニア州に住む教会員の皆様、今回の選挙において、同性婚に対する法令案が上がっています。教会は同性婚を認めません。どうか皆さんは反対という方に投票して下さい。」

当時、合衆国の政治を大学で学んでいた私にとって、これは信じられないことでした。行政は宗教とは分離されるべきものであるとされているのに、宗教団体である教会が会員の政治的判断に対して干渉するということに大きな反感を覚えました。

夫(ゲイ)が教会を離れたのも、教会内のLGBTに対する大いなる偏見に嫌気がさしたことによるものでした。

日本人として:

それだけでなく、白人の元FBIの教会員が日曜日の説教でJAP(ジャップ=日本人を呼ぶときの蔑称)というのを聞いたときに、この教会にはいられないと思いました。白人至上主義のモルモン教会の体質に見切りをつけた瞬間でした。

結婚とは二人の人間が愛し合い、人生を分かち合うと言う決意の表現であり、自然なことであると思います。モルモン教会の教義には、私たちには自由意思が与えられていて、キリストに光(良心)によって正しいことを選ぶことができると教えられています。

結婚という個人の決定事項を教会という宗教団体によってマインドコントロールされる事は大変遺憾だと思います。

私は教会という枷を外し、自由意思を発揮できる人生を歩むことができ、幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

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