同性婚について

 

先週は友人二人が結婚記念日で、一人は17年、

もう一人は35年とのこと!

おめでとう!

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長い間、結婚は男性と女性間だけのものと

社会的に認識されてきました。

 

世界で同性間の結婚が正式に認められ始めたのは1990年代の

パートナー法、続いて、2000年代には同性間の結婚が

世界各地で承認されています。

残念ながら先進国と思われている日本はまだまだ

法律で認められていませんが。

私の住むサンフランシスコでは1999年に

ドメスティク パートナー法が適用され

同性愛のカップルの権利が部分的に認められ

ましたが、まだ異性間の結婚している伴侶と

しての権利全てがみと見られてい他のではなく、

LGBTのコミュニティーは異性間の伴侶と同等な

権利を認められるように望んでいました。

 

たとえば、ドメスティクパートナー法では一方が

事故で集中治療室に入っていたとしても

そこに入ることが認められていませんでした。

おかしいと思いませんか?

 

同性婚に関しては毎年毎年選挙の時期になると

カリフォルニア州の条例として提案されてきました。

 

そして毎年残念ながら惜しいところで負けていました。

 

2004年2月11日、サンフランシスコ市長、

ギャビン・ニューサムがサンフランシスコ市役所は

同性カップルに結婚証明書を発行すると

発表し、4000組ものカップルが1ヶ月の

間に結婚しました。市役所の周りには長い列ができ、

カップルが市役所から出てくるたびに大きな歓声が

起こりました。

中には何十年もこの時を待っていたという

カップルがたくさんいました。

 

残念ながら、1ヶ月後にカリフォルニア州最高裁判所は

4000組の結婚証明書を無効とするという通達を発しました。

当時は合衆国憲法は2008年、5月同性婚が正式にカリフォルニア州において

結婚は異性間のみとする「プロポシジョン22」が違法となり

同性婚が認められたにも関わらず、同年11月の住民投票において、

同性婚を違法とする「プロポシジョン8」が通過しました。

 

オバマ大統領は同性婚を支持しており、2015年連邦最高裁判所が

アメリカ全50州において同性婚を正式に認めるとしました。

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サンフランシスコは現在、Shelter In Placeで

不要不急の場合以外は外出を控える

ようにということで、Youtube, ネットフリックス、

アマゾンプライムムービに深く感謝しながら

日々を過ごしております。

 

今日見たのは、ネットフリックス、ドキュメンタリー

「a Secret love」秘密の愛。

カナダ出身の二人の女性が女性だけのプロ野球

チームで出会い、恋に落ちました。

46年半、周りには従姉妹同士として偽り

一緒に暮らし、最後には結婚式を挙げて

カナダの養老院に一緒に入って暮らすという

お話です。

1943年に主要選手を兵役に取られたアメリカの

野球界。野球への人々と関心をとどめておくために

女性によるプロ野球リーグが開設されました。

ミニスカートで野球なんて大変だったろうなー。

滑り込みであざ、スカート丈は膝上15センチまで。

選手は女性らしさを大切にするために、髪は長く、

メークアップもバッチリ、チャームスクールにも

参加せねばならず、アスリートでありながら、

女性らしさも要求され, 服装、髪の長さの制限、

その他、日常生活の様々なルールがある

大変だったなー。

 

彼女たちの証言から1940年代、

50年代、60年代、同性愛の人々にとって

他人に関係が知られる事はとても危険な時代だった

という事です。

その一つの例はたくさんのラブレター。

全てのレターの下の部分は全て

切り取られていました。

彼女たち曰く、もしも誰かに見られても、

誰から誰に送られたものかわからないように

しなければいけなかったそうです。

 

彼女たちがほとんど隠遁生活をしている間に

世界は変わり、若い世代の人々はLGBTに対しての

偏見は少なく、同性婚という選択さえ可能になっていました。

 

このコロナ騒ぎが終わったら、また新しい時代になっていると思います。

時間は後戻りしません。LGBTの隠れる時代は終わり、

一人の人間として自分らしく生きる、愛する人と

自由に結婚できるように、日本も早くそうなるといいなぁ。

そして「a Secret life」、

もし興味を持ったら是非見てみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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