私は大学の付属幼稚園の入園手続きをするのが仕事です。
夏休みの間、みんなが楽しく夏休みを楽しんでいる間、
私はオフィスにこもって、仕事をしています。
たまに、学部のオフィスに行き、同僚とお昼ご飯を食べます。
マリア(メキシコ)、ブレンダ(プエルトリコ)、クリスティアン(エルサバドル)
とスペイン語圏からきた彼女たちは、私にスペイン語を教えてくれます。
中でも、クリスティアンは毎週私と一緒にスペイン語を話す
家族の入園手続きを手伝ってくれています。
そうして今週も突然水曜日の10時に内線がかかってきて、
今日のお昼一緒に食べようと誘ってくれました。
ベトナム料理に決定し、電話で注文してクリスティアンと取りにゆき、
会議室を乗っ取って楽しいお昼ご飯。
ブレンダが突然、携帯でフェイブックをチェックしながら、
「本当に、うちの妹ってクレイジーなんいだから!バケーションの行き先を家族に
言わないくせに、NSNに載せてたらバレるにきまってるじゃないの!」
ブレンダとはもう18年も一緒に仕事をしているのに妹がいるなんて
知らなかったのです。兄弟がいるのはよく聞いていたのですが、妹の存在は初耳。
「妹いるの?」
「そう、ガールフレンドと一緒にバケーションだって。」
「ブレンダの妹ってレズビアンだったの?ブッチ?フェム?
写真ある?」と私は興味津々。
携帯の写真のブレンダの妹はブッチ(男っぽい人)で
一緒に写っているガールフレンドと二人で笑っている写真は
とってもお似合い!
「小さい時から男っぽかった?」
「そりゃあもう、スカートを履かせるのに一苦労だったわね」
「彼女がカミングアウトした時家族の反応はどうだった?」
「みんな気がついていたから、驚かなかったわねー。何を今更って感じだったわ」
そんな話をしていると、マリアが、「うちの甥っ子もゲイでねー」
全員、マリアに注目!
「うちの甥っ子が高校生の時にやっぱりカミングアウトしてね、
やっぱり、小さい時からみんな気がついていたけど、
正直、あの子の父親は参っていたわね。ラテン系のマッチョな
男にとって、自分の息子がゲイっていうのは、
かなりショックだったみたい。まあ、今はもう大丈夫だけど。」
身内にゲイやレズビアンがいる人がこんな近くにいたなんて、
驚きだけれど、やっぱり家族は最終的には、受け入れてる
事が当たり前のように語る同僚たち。
みんながみんな、そうだったら良いのだけど。
私の家族は、元の夫はゲイ、私と長女はバイセクシュアル、次女がストレート。
という事でストレートがマイノリティー。でもどちらも可愛い私の娘たちです。
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